他人の不幸はなんとやら・・・。

何人かの人が集まると、話題になるのは幸せになった人の話より不幸になった人の話になりがちですよね!

いわゆる、「他人の不幸は蜜の味」ということなんですが、そんな傾向は誰にもあるものとみえて、「誰それが離婚した…。」、「Aさんが失業したらしい。」、「B君が鬱になった。」という話になると、居合わせた人達は一様に「大変だねぇ!」、「可哀想に!」と言葉を発しますが誰も話題を変えようとはせずに、興味津々とばかり聞き耳を立てていますからね。

この心理は「蜜の味」というよりも、「あぁ、苦労しているのは私だけではないんだ。」と思いながら、他人と比較して自分の立場が優位に立っていることを確認したいからではないかと私は思うのです。

自分より他人の不幸な話を聞いて、「自分はまだ恵まれている。」と再確認して優越感に浸れることが出来る。

その思いが、不謹慎だとわかっていながら他人の失敗談や不幸になった話を喜んで聞いてしまうことになるのでしょう。

でも、私の様に自分ではこんなに不幸な生活を余儀なくされているにも拘らず他人からみると、結構楽しそうに暮らしているように見えるということもありますから、幸・不幸の判断というのは難しいものだと思いますよ。