極寒の部屋

私は家長という身でありながら、北向きの昼なお暗い、まるで独居房のような部屋で寝起きしています。

これは、10年前に勃発した「IG家の30日戦争」で妻に敗れてしまったのが原因で、以降、昔奉公人が住んでいたこの部屋に追いやられてしまったのです。

部屋には形ばかりのベッドと煎餅布団があるだけで、暖房器具は全くありません。(もっとも、室温が3℃以下になると湯たんぽが支給されますが…。)

10年という歳月で多少慣れてきたとはいえ、最近の凍てつく寒さにはホトホト閉口しています。

一方妻はといえば、南向きの陽光燦々とした温室のような部屋を居室にしているのですが、日夜寒さの中で打ち震えている私を見て、さすがに気が咎めたのでしょうね?

先日、「暖ったか布団カバー」なるものを差し入れしてくれました。

見た目は薄い毛布のような感じなのですが、これを掛け布団の内側に装着するだけで、モノの1分も経たないうちに体がポカポカしてきます。

これは良いですよ!!

羽毛布団よりはるかに効果的なような気がします。

これで、向かい来る厳しい寒さにも耐えることが出来るというものです。

妻の心遣いにただただ涙して感謝するのみです。

 

今回のブログの前半部には多くのフィクションが混在しています。