献杯

昨年の1月に亡くなった親友SM君を「偲ぶ会」をしめやかに執り行いました。

メンバーは私の中学時代からの友人であるS君との二人きりでしたが、どちらも故人とは親しく付き合っていましたので、思い入れもひとしおで、ある時は目に涙して、また、ある時は思い出話に馬鹿笑いしながら、杯を酌み交わすことができました。

ところが、お互いに話したいことが山ほどあるものですから、会話の内容に脈絡がなくなってしまうのです。

学生時代の話で盛り上がっているかと思えば、いきなり家族の話題に話が飛ぶといった具合で、とにかく慌ただしくもあり、充実したひと時でした。

実は、S君とは、中学のみならず高校も同級だったのですが、学校を卒業してからというものは、何故か半世紀近く音信不通となったままだったのです。

ところが、ひょんなことから我々二人に再会の機会を作ってくれたのが、故SM君でした。

以来、ことあるごとに連絡は取り合っていたのですが、3人でゆっくり飲むことも無いまま、SM君を逝かせてしまったのが、いまだに悔やまれてなりません。

これを肝に銘じて、お互いに悔いのない関係を保って行きたいものです。

多忙にも関わらず、遠路はるばる金町まで足を運んでくれたS君に感謝!!