旅慣れているが故に

こんな所にあるんですねぇ?
こんな所にあるんですねぇ?

南米のエクアドルで新婚旅行中のカップルが銃撃され男性が殺されるという悲惨な事件がありましたね。

なんで、そんな危険な場所に新婚旅行へ?と詮索する気はありませんが、記事の中でホテル専属のハイヤーを利用したが、その際普通のタクシーの10倍にあたる20ドル(約2千円)を請求されたことから、運転手とトラブルになり、戻る際はレストラン手配のタクシーを断って、流しのタクシーを拾ったため凶行にあった事が伝えられていました。

 

たかが、2千円程度の金を何故ケチったのかと思うかも知れませんが、私も以前旅行先のセブ島でこれに似たようなケースに遭遇したことがあります。

 

レストランからホテルに戻る際、流しのタクシーに乗ったのですが、そのタクシーがメーターを倒していなかったことに気が付かなかったため、普通なら約200円で行くところを、400円請求されてしまったのです。

 

僅か200円の違いなんですが、何回もセブ島に行って現地の生活に慣れてくると、こんな些細な事でも非常に腹が立ってくるものです。

案の定、同乗していた友人がブッチ切れてしまい、あわや殴り合い寸前にまで発展したことがありました。

その時は、こちらが男二人でしたので、運転手も渋々了承して事なきを得ましたが、今回被害に遭ったカップルも恐らく旅慣れていたのでしょうね?

 

決して金をケチったわけではなく、不当と思われる請求に我慢が出来なかったのだと思います。

死亡した男性は外国生活が長く英語も堪能であったということですが、逆にそれが仇となって油断してしまったようです。

 

日本ではタクシーの運転手が強盗に襲われることはあっても、タクシー運転手が仲間と組んで客の金品を強奪するなどと云うことは考えられませんからね。

 

とにかく、日本から一歩離れたら、そこでは日本の常識は全く通用しない異国だと思って行動すれば間違いないようです。