教えることの難しさ

パソコン講師を対象とした勉強会に参加してきました。

勉強会といっても通常の講習会と同じで普段は教える側の我々が逆に受講者の立場となって、改めて教え方の基本を学ぶというモノです。

 

今回のテーマは「ビジュアル文書」の作成でした。

「ビジュアル文書」と云うと分りにくいかもしれませんが、文章の中に画像やイラスト等を挿入して作る、いわゆるチラシのことです。

たいして難しい内容ではありませんから、講師の側も噛んで含める様に丁寧な説明はしてくれません。

ですから一言一句聞き漏らさないように注意はしていたつもりですが、それでも咄嗟に理解できない説明が結構多かったのです。

 

日頃、講師活動をしている我々が戸惑ってしまうくらいですから、初心者の方に教えるということはいかに難しいかという事ですよね。

相手の理解度を見極めずに、基本的な部分を疎かにしたり、専門用語を乱発しているようでは初心者の方に理解して貰うことはとても無理です。

 

何回も同じことばかり質問してくる受講者に対し、「これだけ丁寧に説明しているのに、何故・・・。」等と云うのは思い上がりも甚だしいという事になります。

自分の指導力には少なからず自信を持っていたつもりですが、今回の勉強会で見事に打ち砕かれました。

 

もう一度初心に帰って出直すことにします。