「さとり世代」

「悟り」を開くのは坊主だけで結構!
「悟り」を開くのは坊主だけで結構!

「さとり世代」という言葉を聞いたことがありますか?

私は初めてこの言葉を聞いた時、世の中の酸いも甘いも噛み分けて悠々自適の生活を送る年配者を指すものだと思っていたのですが、そうではなく、「物欲がない」、「上昇志向がない」、「恋愛にも興味がない」といった現代の若者気質を表す言葉だというではありませんか!

特徴としては「休日は自宅で過ごす」ことが多く、「無駄遣いはしない」、「結果が分っている事にはトライしない」という傾向が強いと言われています。

 

確かにこの世代の若者は物心ついた頃には既にバブルが崩壊していて、その後の不況の真っただ中を生きてきていますから知らず知らずの内に現実の厳しさを知ってしまっているので、なまじ努力しても夢や希望が叶うことは無いものと諦めきっているのかも知れませんね?

 

でも、それではちょっとばかり寂し過ぎやしませんか?

私とて若い時には確固たる目標に向かって邁進してきたとは言い難いものがありますが、強く願えば願うほど思いは叶うという気持ちを捨てたことはありませんでしたよ。

今の私の生きざまを見て「デカイ事いう割にはその程度のモノかよ!」と評されてしまったら身も蓋もありませんが、例え小さな願いであっても、その願いはどんどん膨らんで大きな夢が実現することだってあるのです。(私の経験から言っているので間違いありません。)

 

20代半ばにおいて、自分の実力を見極めてしまうと云うのは早すぎるような気がするのですがねぇ?

見方によっては堅実と云えるのかも知れませんが…。