デング熱

デング熱の勢いが止まりませんね?

代々木公園や新宿中央公園を封鎖して感染拡大の防止に努めているようですが、デング熱そのものは毎年のように発症しているのをご存知でしたか?

これまでマスコミに取り上げられなかったのは、そのすべてが外国からの輸入症例だったからです。

 

ところが、今回は戦後初のデング熱患者が日本で発生したことが確認されたので大問題になってしまったのです。

しかも、東京のど真ん中に生息している蚊からウイルスが発見されたのですから大騒ぎになるのもいたし方のないところですね。

 

そして一方では、公園の封鎖に伴い、そこを生活の場としていたホームレスの人たちにとって行き場がなくなるという深刻な問題にまで発展してしまいました。

ところが、そうしたホームレスの人たちを指して、「彼たちが感染源!」、「野放しにしないで隔離しろ!」といった差別的な書き込みがネット上で氾濫しているそうです。

その上、今回の騒動は東京オリンピックに向けて公園からホームレスを排除するためだと云う噂まで出ているらしいですよ。

 

なんとも寒々しい話ですが、一刻も早くデング熱が収束してほしいと願っています。