免罪符

金町駅を利用している方はご承知のことでしょうが、駅構内の狭い通路には乗降客や北口と南口を行き交う人があふれて、いつも大混雑しています。

 

先日、仲間と「日○海」で飲んだ帰りのことです。

その混雑した通路を電動車椅子に乗った中年の男性がかなりのスピードで走ってくるのに出くわしました。

私は咄嗟に避けましたが、中には避けきれずに体や荷物に車椅子の先っぽをぶつけられる人が何人もいたのです。

 

でも、その男性は一言も謝らずに知らん顔して、どのまま走り去っていってしまったのです。

ぶつけられた人も「仕方ないか!」といった諦め顔で車椅子の去る方角を見やっていました。

 

多分、身障者の方だと思うのですが、あの混雑の中を重量のある車椅子で動き回ったら危険であることぐらい分かるはずなんですがね?

万が一、周りの人に怪我を負わせても「俺は身障者なんだから、周りが避けるのは当たり前だ!」なんて言い訳するつもりなんでしょうか?

 

もしそうだとしたら、身障者の方が自ら「身障者である。」ことを免罪符にするのは止めていただきたいものです。

今回のケースでも、スピードを落として「通ります!」の一言だけで皆さん気持ち良く道を空けてくれたと思うのですがね!

横柄な態度はかえって世間の理解を狭めていくことになると思いますが。

 

※免罪符:「これさえあれば罪が許されてしまうもの。」