空飛ぶタイヤ

話題になった小説が映画やドラマ化される事が、良くありますが殆どの場合、期待外れに終わってしまいます。

登場人物の相関関係や予想できない結末に至るまでの伏線の繋がりを、限られた時間内に描写するのは難しいですからね!

 

ただし、躍動感溢れるアクションシーンやカーチェイス等の臨場感は小説では絶対に表現できません。

まぁ、一長一短と云ったところですが、最近WOWOWで再放送されたドラマ「空飛ぶタイヤ」は最高に面白かったですよ。

 

原作は、ご存知池井戸潤の同名小説ですが、実際に起きた某大手自動車会社のリコール隠しをテーマにしているため、自動車会社がスポンサーになる事が多い地上波では製作が困難といわれていたそうです。

それを、スポンサーの影響を受けないWOWOWによって製作されたことにより、原作が忠実に再現されて、非常に見応えのある作品に仕上がっていました。

 

小説を読んでいるから面白くないかな・・・。と思っていたのは杞憂でした。

本とは、また違った新たな感動を覚えました。

2009年のTVドラマ部門賞を総なめにしたのが頷けました。

たまたま目にしたTVの番組表で思いがけない掘り出し物を見つけてしまいました。