最近日本でも握手をしながら挨拶を交わす光景を目にするようになりましたね!
もともと日本では握手の習慣がなかったため、昔の人は握手と同時に頭をペコペコ下げる姿を見受けましたが、今ではまったく違和感がなくなりました。
ところで、一口に握手と言っても海外では正式な挨拶ですから、それなりのマナーがあるのです。
この際ですから、長年の欧米生活で培った経験を元に「握手のマナー」についてご紹介したいと思います。
まず、一番大事なのは握手をする時は基本的に右手です。(ギッチョの人も。)
一部の国では左手での握手は、もう二度とアナタと会いたくないという意思表示になりますから気をつけましょう。
そして、相手の目を見ながら軽く微笑んで、少し強めに握るのが基本です。
あまり弱い力での握手は誠意がないと受け取られる場合があります。
次に握手は目上や地位の高い人から手を差し出すのがマナーです。
営業マンがお得意さんの会社へ行って、社長さんに手を差し出して握手を求めてはいけません。
女性との握手も同様で、女性から手を差し出してくれるまで待ちましょう。
その場合、男性と違ってあまり強く握らない方が良いようですよ。
ところで、欧米の挨拶が握手やハグ(抱擁)なのに対して、何故日本の挨拶がお辞儀になったのかご存知ですか?
昔聞いた話ですが、日本は高温多湿の国のため特に夏場は汗で体中がベタベタするので、さほど親しくない間柄で、手や体を触れ合うのはお互いに不快感を伴うからだそうですよ。
正しいかどうかは別として、私個人的には握手よりも、日本古来のお辞儀の方が性にあっているような気がします。
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