謎のフルーツ売り

チャイムの音で出てみると「八百屋です!新鮮なフルーツの特売中で~す!いかがですか?」という若い女性の声がしました。

なんとなく胡散臭かったものですから「いらないよ!」と断りましたが、実は、これ若者の労働を搾取する「労働マルチ」と云って、ただいま全国に出没している新手のマルチ商法なんですがご存知でしたか?

その日の市場で売れ残った野菜や果物をタダ同然で仕入れては高額で売りつけるという、単純なシステムなんですが、今「謎のフルーツ売り」として話題になっているそうです。

売り子の手数料は売り上げの20~30%、しかも売れ残った商品は売り子が買い上げなければならないので、朝早くから深夜まで働いても数千円にしかならないといいます。

それでも、一定の売上げを達成すれば自分の会社を持てるようになるという謳い文句につられて応募してくる若者が引きも切らないというのですから、上手い商売を考えたものですね!

そういえば、金町の駅前でもリヤカーに桃や梨を積んで安売りをしているオジサンをよく見かけますが、アレも同類なんでしょうね?

味はどうあれ、何処の誰かも分からない輩から食べ物を買うのは避けたいものですね!