売れ残り商品の行方

家から歩いて1~2分の所にあるスーパーを良く利用するのですが、行くたびに心配になるのが売れ残った食品の行方です。

陳列してある生鮮食品や惣菜がピッタリ売り切れるなんて云うことは、まず考えられませんからね。


そこで、図書館に行って「スーパーの裏側徹底検証」という本を借りて調べてみました。

何せ、毎日時間はタップリあるものですから。


まず肉ですが、賞味期限が近づくと挽肉や味噌漬けに、さらに劣化してくると豚カツにしてカツ丼の材料にするそうです。


マグロのサクは、色が変わってきたらスライスして「お造り」に、さらに状態が悪くなってくると「ブツ切り」にして「山かけ」用に、そして最後は叩いて「ネギトロ」用になります。


キャベツや白菜等は一皮剥いてから再び店頭へ、新しい商品が入荷すると古いものは半分にカットして陳列しなおします。


このぐらいはだいたい想像できましたが、驚いたのは前日売れ残ったコロッケ、鶏の唐揚げ、エビフライなどは再度揚げなおして弁当のおかずにするというのですが本当ですかね?

それでも売れ残ったらやっと廃棄処分になると云います。


そして、さらに驚かされたのは、刺身の盛り合わせでも弁当でもパックしてラベルを貼った日が「製造日」になるということです。

つまり、前の日の売れ残りの刺身でも、何日も前に作った弁当でも、リパックしてラベルを貼った日が製造日となり、その日を基準に賞味期限が決められるのだそうです。

おまけに値段を安くすると古いことがバレてしまうので価格はそのままだというのです。

いかにギリギリまで引っ張るかが店長の腕の見せ所らしいですよ。


でも、どの店でもやっているとは限りませんので鵜呑みにしないでください。

そうは云ってもここまで知ってしまうと考えさせられてしまいますよね。