濡れ衣

 

万引きの非行歴の記録に基づき、希望校への推薦を取り消された広島の中3の男子学生が自殺すると云う痛ましい事件が報道されました。

 

ところが、男子生徒の非行歴は学内会議で誤りであることが判明していたにも関わらず、そのまま引き継がれていたというのです。

 

担任の先生は本人の非行歴の誤りを確認しようともせず放置して、最も重要である進路指導を廊下で、しかも5分程度の立話で済ませていました。

 

その一方では、実際に万引きした生徒には、反省の態度が見られるということで推薦を与えているのです。

 

これでは濡れ衣の汚名を着せられたまま自殺せざるを得なかった生徒は浮かばれませんよね?

 

さらに学校側は生徒の自殺を3ヶ月もの間公表しないで、病死扱いにしていたのです。

 

学校側のあまりにも杜撰な対応でわが子を亡くした両親の無念さはいかばかりのものだったのでしょうか。

 

とにかく、校長始め担任教師の責任は重大といわざるを得ません。

 

どのような落とし前をつけてくれるのか成り行きを見守っていきたいと思います。